対人援助のメンタルヘルス[2009年08月22日(土)]
第一回目のメンタルヘルス講義が例の大雨で流れ
今日が仕切り直しの第一日目。
現場に役立つ臨床心理学V〜対人援助職のためのメンタルヘルス〜として
基礎講座と応用講座があったのですが、今日は一緒の講義。
14時から九大の人間環境学研究棟2階会議室で行われました。
本日の講師は九大の健康科学センターの入江正洋先生で
「対人援助職のメンタルヘルス」という題目で講義が行われました。
内容的には先生ご自身が概略とおっしゃっていたように
本当に基礎的なものでしたが、
講義ばかりと思っていたら、ワーク的なものもありなかなか充実したものでした。
メンタルヘルスというとストレス問題とは切っても切れないもので
ストレスをためやすいタイプからストレスと疾患の話、
そして要因や対処法までの話を大変分かりやすくお話し下さりました。
特に、事例として沢山登場したのが今話題の某女性タレントwで
(自分が好きなタレントさんだったのでよく調べたとおっしゃっていたw)
ストレス日記に彼女の一連の行動や心の動きを入れて事例にされていたのには
思わず笑ってしまいました。
また、初っ端に今年起きた北海道の山の事故について
山岳ガイドのストレスはどんなものだろうかと参加者で考えたのには
少し意表をつかれたというか目から鱗でした。
全てを書き出すと長くなりますので、
これの日記を読まれる方が自分を振り返る要因になるかも・・・と思われる箇所を挙げておきます。
*対人援助職のストレス要因
@対人援助職が抱きやすい典型的な欲求
・他人に影響を与えたいという欲求
・恩返しをしたいという欲求
・他人の世話をしたいという欲求
・セルフヘルプの欲求
・必要とされたいという欲求
・お金を得たいという欲求
・地位や名声を求める欲求
・他者に答えを与えたいという欲求
・相手をコントロールしたい欲求
@ストレスになりやすい思考
・引き受けた仕事は途中で投げ出さずに、必ず最後までやらなければならない
・仕事は予定通りに決められた手順で効率的に進めなければならない
・一度決めたことは最後まで変えないで守らなくてはならない
・いつも正しく、人の役に立つように行動しなければならない
・困っている人がいたら、自分が助けてあげなければならない
・誰に対しても感じよく接し、好かれなければならない
・間違えたり、失敗してはならない
・やるからには褒められるように努力し、人よりすぐれた結果を出さなくてはならない
・怒り、悲しみ、嫉妬などのネガティブな感情は感じないようにしなければならない
・約束した時間はきっちり守らなくてはならない
@ストレスになりやすい不健康な行動
・自分自身に関心をむけることをあまりしない
・親切にしてもらうより、してあげる方が落ち着く
・人を傷つけることをさけるために、何かしてあげたり自分を譲ったりする
・人から褒められることで、自分がうまくやっていると思える
・人の名前や細かいことが思い出せないと、イライラして自分がゆるせなくなる
・「はい、いいです」と言い過ぎる 何でも引き受けて約束をしてしまう
・人の思いやりを素直に受けることが難しく、つい遠慮してしまう
・どんなことをしても争いや言い合いを避ける
・人のために積極的に発言できても、自分のための発言は出来ない
・人に助けを求めるくらいなら自分でやった方がましと考えて行動する
ストレス対処法(セルフケア)
@ストレス要因に対処する
・取り除く
・かわす
・上手く付き合う
・考えないようにする
@感情の発散を図る
@生活習慣を整える(Breslowの7つの健康習慣)
@捉え方を変える
・認知行動療法
@自分を労る
@誰かに話すか相談する
@思い切って休んでみる
@リラクゼーション法を行う
認知の修正法
@「自分は○○であるべきだ」という気持ちが強い人
・目標を小さなはっきりしたものにする
「○○であるべき」という考え方を「○○であった方がいいかもね」というように変えてみる
@他人は○○すべきだという気持ちが強い人
相手をあてにしない
他人は○○であるべきだという考えを「○○だといいかもね」という風に変えてみる。
長くなってきたので羅列だけ。
自分と秘援助職との間に適切な境界を取るための問いかけ
@感情の境界
@身体の境界
@責任の境界
@時間の境界
共依存的援助から適切な援助へ
@あなたに代わって仕事上の責任をとる
→あなたに対して仕事上の責任をとる
@私があなたを何とかする
→私はあなたに共感する
@私があなたを救い出す
→私はあなたと問題を分かち合う
@私があなたをコントロールする
→私があなたと問題に立ち向かう
@私はあたなの痛みを自分のことのように感じる
→私とあなたは対等である
@私は解決すること、回答をだすことをいつも気に掛けている
→私は問題を理解し、あなたの感じていること、あなたの考えに耳を傾ける
@私の思うとおりにあなたを回復させたい
→私がちょっと手伝えば、あとはあなた自身の力で出来るだろう
@私の期待通りに回復して欲しい
→あなたを信頼し、任せる
最後に家康の
「人の一生は重き荷物を負うて遠き道をゆくがごとし」という言葉を挙げられ
ストレスは人生のスパイスともいうし
適度なストレスは必要であり、休みながら上手に付き合っていくことも大事と講義を締めくくられました。
次の講義は29日です。
今日が仕切り直しの第一日目。
現場に役立つ臨床心理学V〜対人援助職のためのメンタルヘルス〜として
基礎講座と応用講座があったのですが、今日は一緒の講義。
14時から九大の人間環境学研究棟2階会議室で行われました。
本日の講師は九大の健康科学センターの入江正洋先生で
「対人援助職のメンタルヘルス」という題目で講義が行われました。
内容的には先生ご自身が概略とおっしゃっていたように
本当に基礎的なものでしたが、
講義ばかりと思っていたら、ワーク的なものもありなかなか充実したものでした。
メンタルヘルスというとストレス問題とは切っても切れないもので
ストレスをためやすいタイプからストレスと疾患の話、
そして要因や対処法までの話を大変分かりやすくお話し下さりました。
特に、事例として沢山登場したのが今話題の某女性タレントwで
(自分が好きなタレントさんだったのでよく調べたとおっしゃっていたw)
ストレス日記に彼女の一連の行動や心の動きを入れて事例にされていたのには
思わず笑ってしまいました。
また、初っ端に今年起きた北海道の山の事故について
山岳ガイドのストレスはどんなものだろうかと参加者で考えたのには
少し意表をつかれたというか目から鱗でした。
全てを書き出すと長くなりますので、
これの日記を読まれる方が自分を振り返る要因になるかも・・・と思われる箇所を挙げておきます。
*対人援助職のストレス要因
@対人援助職が抱きやすい典型的な欲求
・他人に影響を与えたいという欲求
・恩返しをしたいという欲求
・他人の世話をしたいという欲求
・セルフヘルプの欲求
・必要とされたいという欲求
・お金を得たいという欲求
・地位や名声を求める欲求
・他者に答えを与えたいという欲求
・相手をコントロールしたい欲求
@ストレスになりやすい思考
・引き受けた仕事は途中で投げ出さずに、必ず最後までやらなければならない
・仕事は予定通りに決められた手順で効率的に進めなければならない
・一度決めたことは最後まで変えないで守らなくてはならない
・いつも正しく、人の役に立つように行動しなければならない
・困っている人がいたら、自分が助けてあげなければならない
・誰に対しても感じよく接し、好かれなければならない
・間違えたり、失敗してはならない
・やるからには褒められるように努力し、人よりすぐれた結果を出さなくてはならない
・怒り、悲しみ、嫉妬などのネガティブな感情は感じないようにしなければならない
・約束した時間はきっちり守らなくてはならない
@ストレスになりやすい不健康な行動
・自分自身に関心をむけることをあまりしない
・親切にしてもらうより、してあげる方が落ち着く
・人を傷つけることをさけるために、何かしてあげたり自分を譲ったりする
・人から褒められることで、自分がうまくやっていると思える
・人の名前や細かいことが思い出せないと、イライラして自分がゆるせなくなる
・「はい、いいです」と言い過ぎる 何でも引き受けて約束をしてしまう
・人の思いやりを素直に受けることが難しく、つい遠慮してしまう
・どんなことをしても争いや言い合いを避ける
・人のために積極的に発言できても、自分のための発言は出来ない
・人に助けを求めるくらいなら自分でやった方がましと考えて行動する
ストレス対処法(セルフケア)
@ストレス要因に対処する
・取り除く
・かわす
・上手く付き合う
・考えないようにする
@感情の発散を図る
@生活習慣を整える(Breslowの7つの健康習慣)
@捉え方を変える
・認知行動療法
@自分を労る
@誰かに話すか相談する
@思い切って休んでみる
@リラクゼーション法を行う
認知の修正法
@「自分は○○であるべきだ」という気持ちが強い人
・目標を小さなはっきりしたものにする
「○○であるべき」という考え方を「○○であった方がいいかもね」というように変えてみる
@他人は○○すべきだという気持ちが強い人
相手をあてにしない
他人は○○であるべきだという考えを「○○だといいかもね」という風に変えてみる。
長くなってきたので羅列だけ。
自分と秘援助職との間に適切な境界を取るための問いかけ
@感情の境界
@身体の境界
@責任の境界
@時間の境界
共依存的援助から適切な援助へ
@あなたに代わって仕事上の責任をとる
→あなたに対して仕事上の責任をとる
@私があなたを何とかする
→私はあなたに共感する
@私があなたを救い出す
→私はあなたと問題を分かち合う
@私があなたをコントロールする
→私があなたと問題に立ち向かう
@私はあたなの痛みを自分のことのように感じる
→私とあなたは対等である
@私は解決すること、回答をだすことをいつも気に掛けている
→私は問題を理解し、あなたの感じていること、あなたの考えに耳を傾ける
@私の思うとおりにあなたを回復させたい
→私がちょっと手伝えば、あとはあなた自身の力で出来るだろう
@私の期待通りに回復して欲しい
→あなたを信頼し、任せる
最後に家康の
「人の一生は重き荷物を負うて遠き道をゆくがごとし」という言葉を挙げられ
ストレスは人生のスパイスともいうし
適度なストレスは必要であり、休みながら上手に付き合っていくことも大事と講義を締めくくられました。
次の講義は29日です。
